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9.千住コース 上野駅−北千住駅7.8Km

 東京の北の玄関上野駅正面を抜けて、下谷の町々を廻る。入谷鬼子母神真源寺の朝顔市も、有名な鷲神社の酉の市も下町ならではの催しだ。現在の竜泉界隈は、名作「たけくらべ」の舞台。台東区立一葉記念館には当時の町並みが模型で再現されている。小説にも登場する見返りの柳はかつての日本堤沿いに今も残り、江戸吉原をしのぶよすがとなっている。浄閑寺に面した閑静な通りを進み、小塚原刑場跡へ。荒川区はまた、明治期の殖産興業の拠点であった。その用水となった隅田川も近い。千住は「奥の細道」の旅立ちの地。千住大橋を渡り、芭蕉にならって旧日光街道を歩めば、あたりはかつての宿場町である。戦前までここは、青物市場としてにぎわいを見せた。現在も旧道の左右に食料品の問屋がめだつ。

(1)下谷縁日散歩(上野駅−鷲神社2.8Km)
 不忍池から上野駅正面を通って、下谷の町を歩く。下谷の名物といえば、入谷鬼子母神の朝顔市と鷲神社の酉の市。江戸末期の朝顔ブームに端を発するという朝顔市は、昭和25年に再興された7月の行事。商売繁盛を祈願する11月の酉の市は、熊手を求める人波で大変なにぎわいを見せる。いずれも下町ならではの風物詩である。

<見どころ紹介>  
<沿道のコラム>

(2)たけくらべ千住の大橋散歩(鷲神社−北千住駅5.0Km)
 樋口一葉『たけくらべ』の舞台となった竜泉界隈。一葉はこの地で小さな荒物店を開いていた。『たけくらべ』冒頭にも描かれた見返り柳は今もかつての日本堤(現在の土手通り)沿いに残っている。土手の端にあたる三ノ輪から小塚原の刑場跡を経て、日光街道へ。千住大橋で隅田川を渡る。芭蕉は深川からここで船を降り、『奥の細道』の旅へと出発した。細長く続く旧街道を歩めば、やがて日光街道第一の宿、千住の街並が見えてくる。
<見どころ紹介>  
<沿道のコラム>

 
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