12.目黒田園調布コース 目黒駅−沼部駅12.1Km
目黒の丘の目黒不動から碑文谷の円融寺へ、参詣客で賑わった江戸時代の行楽コースをたどる。周辺の閑静な住宅地は、昭和初期、目蒲線とともに発展した地域。田園都市の理想を受け継ぐモダンな町並みを抜けて、多摩川の雄大な景観に出会う。
(1)目黒不動坂みち散歩(目黒駅−武蔵小山駅3.0Km)
高台上の目黒駅から行人坂を下る。急坂の途中にあるのが、行人坂の大火の火元、大円寺。斜面に並ぶ石造五百羅漢は大火の犠牲者を供養したものである。坂下の目黒川から西は江戸の郊外。川を渡れば今度は上り坂となり、その高台に江戸五色不動の一つ、目黒不動尊本堂が位置している。
<見どころ紹介>
<沿道のコラム>
(2)碑文谷そぞろ散歩(武蔵小山駅−自由が丘駅5.8Km)
武蔵小山駅から桜並木の立会川緑道を歩き、碑文谷へ。この辺りは大正12年(1923)の目蒲線、昭和2年の東横線開通によって宅地化が進んだ新しい町。かつては将軍・大名が鷹狩りに興じた田園地帯だった。地名の由来となった碑文谷八幡は延宝2年(1674)の創建。円融寺の起源はさらに古く、9世紀頃といわれる。静かな住宅街を抜け、自由が丘駅へ。
<見どころ紹介>
<沿道のコラム>
(3)田園調布並木散歩(自由が丘駅−沼部駅3.3Km)
自由が丘から田園調布の閑静な街並をめぐる。ここも目蒲・東横両線の開通によって開かれた町。大正13年(1924)建造の田園調布の駅舎や、駅前から放射状に伸びるイチョウ並木の街路などに、開発当時の面影が残されている。海抜30mの多摩川台公園は遠く富士・箱根の山波を望む景勝地。中原街道沿いの沼部には、昭和9年、多摩川に丸子橋が架橋されるまで丸子の渡しがあった。
<見どころ紹介>
<沿道のコラム>
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