見どころ紹介

(3)ボロ市木もれ陽散歩(上町駅−砧公園4.9Km)

●世田谷代官屋敷と郷土資料館
 世田谷代官屋敷は、江戸時代、彦根藩世田谷領20ヶ村の代官を世襲した大場家の住居。主屋と表門は近世中期の代表的土層民家で、昭和53年、国の重要文化財に指定された。元文2年(1737)と宝暦3年(1753)に改築の記録がある。豪農であり武士であった大場家の生活の一端がうかがえる。敷地内の世田谷区立郷土資料館は、昭和39年開設。大場家文書を含む区の史料約二万点を所蔵している。開館時間9時〜17時。無料。休館日:月曜・祝日・年末年始問合せ:03(3429)4237

●高群逸枝(たかむれいつえ)の碑
 日本初の女性史研究家、高群逸枝の住居跡に建つ石碑。逸枝は昭和6年から没年の同39年まで、この地に建てられた白い洋館「森の家」で週こした。外界との交渉を絶って1日10時間の研究を続け、『母系制の研究』『招婿婚(しょうせいこん)の研究』等の大著を完成させている。

●東京農業大学
 構内の農業資料室は、明治37年(1904)設置、戦後再建された。農学関係の動植物標本約十万点、農機具等約四千点を収蔵。一般公開している。開館時間9時〜16時30分(土は14時)。無料。日曜・祝日休館。問合せ:03-3420-2131。

●世田谷区立世田谷美術館
 砧公園の一角に世田谷区ゆかりの作家の作品の他、緑の中の美術館としてアンリ・ルソー等素朴派の作品や民族美術を収蔵・展示している。開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)休館日:毎週月曜日(休日の場合は翌日)、年末年始。入館料:一般200円 大学・高校生150円 中・小学生100円 高齢者等100円。問い合わせ(03)3415−6011

●向井潤吉アトリエ館(世田谷美術館分館) 世田谷区弦巻2-5-1
 民家を描き続けてきた洋画家向井潤吉氏が世田谷区に寄贈した作品500数十点と自宅兼アトリエを美術館として改装し、公開している。向井潤吉は明治34年、京都生まれ。戦後間もないころより”民家”作品の制作を始め、今日に至る。制作現場にカンヴァスを携え、何度も足を運びながら民家や周辺の自然環境、そこに生活する人たちへの関心を抱くことで、独特のリアリティのある作風は、観る人に深い郷愁を感じさせている。開館時間:10時〜18時
入館料:一般200円 大学・高校生150円 中・小学生100円 高齢者等100円。休館日:月曜日、年末年始。連絡先:(03)5450-9581

●無量寺
 本尊は阿弥陀如来。本堂左の観音堂に、用賀観音の名で知られる十一面観世音像(伝・行基作)が安置されている。

●用賀プロムナード
 新玉川線用賀駅と砧公園・世田谷美術館を結ぶ約1kmの遊歩道。昭和61年に完成。同年、都市計画学会の計画設計賞を受賞。子供達や区民の力作の揃った「壁画の道」と、淡路島産の淡路瓦を敷きつめた「いらか道」の二つの区間から成る。せせら
ぎには噴水があり、橋もかけられている。

●世田谷区立総合運動場
 昭和37年間設。野球場・陸上競技場・プール等の屋外施設に、柔道場・剣道場・弓道場・射撃場等を備えた体育館がある。林苑や噴水もあり、公園としての散策も楽しめる。問合せ:03(3417)4276

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