見どころ紹介

(1)島根六月寺めぐり散歩(大師前駅−竹の塚駅4.4Km)

●国土安穏寺(こくどあんのんじ)
 日蓮宗。応永17年(1410)、当時の領主千葉満胤(みつたね)が創建し、長久山妙覚寺と号したと伝わる。徳川将軍家の御膳所として二代秀忠、三代家光が鷹狩りや日光参詣のおりにしばしば立ち寄ったという。寛永元年(1624)家光の命で寺号を国土安穏寺と改め、徳川家祈願所、位牌安置所となった。将軍が使用した膳、椀、洗足盥(たらい)などが多数残されている。

●赤羽家長屋門
 旧島根村名主の牛込金武邸跡。俗に「金武屋敷」と呼ばれている。その長屋門は間口18.5m、奥行き6.5mの二階造りの大型門。江戸末期の建築といわれる。昭和14年に赤羽家の所有となった。

●島根鷲(わし)神社
 文保2年(1318)創建といわれる島根村の鎮守。祭神は日本武尊。9月中旬の例祭などに奉納される郷土芸能「島根ばやし」は、足立区の無形民俗文化財に指定されている。

●八幡神社・炎天寺
 どちらも天喜4年(1056)ごろ、源頼義、義家父子によって創建されたといわれる。八幡神社の別当寺である炎天寺は、新義真言宗豊山派。小林一茶ゆかりの寺としても知られる。

●西光院
 新義真言宗豊山派。本堂は昭和20年の空襲で焼失し、昭和28年に再建された。境内にある元禄12年(1699)鋳造の大日如来座像は、高さ1.8mの足立区内最大の金仏。

●常楽寺
 新義真言宗豊山派。河内与兵衛の開基で、本尊は聖観自在菩薩。竹の塚生まれの江戸の文人、竹塚東子の墓がある。

●万福寺
 新義真言宗豊山派。本尊は十一面観世音菩薩。幕末ころから寺子屋を開いており、明治9年(1876)には、竹の塚村と島根村の子弟を収容する竹嶋小学校がこの寺に開設された。境内には「弘法大師道」道標がある。

●竹の塚カリンロード
 カリンの木を植裁した「竹の塚カリンロード」、港のイメージでデザインされた東口広場、電柱をなくし、けやき並木の歩道に絵タイルをあしらった駅前通り、水路跡を利用した「彫刻の道」など、竹の塚駅の東側周辺一帯は、昭和59年から平成3年にかけて一体的な整備が進められた。

●足立区こども科学館・西新井文化ホール(ギャラクシティ)
 プラネタリウムと展示室、コンピュータルーム、その他に文化ホール、研修室などが一体化した多機能ホール。展示室ではコンピューターと映像により、地球・宇宙・生物などに関する最新情報を展示する。プリズムを操作するレーザー光線ゲームや、静電気の不思議・磁石の不思議など実際に目の前での実験ライブなどにより科学を楽しく学ぶ広場、大型映像とモーションシートの連動で宇宙旅行を体験できる「マザーシップ」などがある。コンピュータルームでは、パソコンを装備し自学自習をしてもらう。
展示室:開館9:00〜19:00
休館日:原則として月曜 学校の休日などは開館
入館料:有料 利用施設ごと セット券あり
問合せ:03-5242-8161

●猿仏塚
 
昔、付近の農家に子守をする賢い猿がいた。ある日、家人の留守にお守りをしていた赤子が泣き出したので、猿は湯を沸かして赤子を風呂に入れた。家人が風呂に入れると赤子が泣き止むのを、猿はたびたび見ていたのであろう。その真似をしたまではよかったが、湯加減にまでは知恵が回らなかった。猿は知らずに熱湯で赤子を死なせてしまったのである。その日から猿は物も食わずに赤子の墓守を続けて、とうとう死んでしまった。哀れに思った家人や村人が猿を供養するためにつくったのが、この猿仏塚である。塚は、いつからか子供の厄除けに参拝されるようになり、子供が病気をすると泥だんごを備えてお願いをし、治るとお礼に米のだんごを供えるのが習わしとなった。

●足立区生物園 足立区保木間2-17-1
 昆虫、魚、鳥、植物など様々な生き物や自然との「ふれあい」をテーマに、平成5年に開館。季節の昆虫の立体展示コーナー、蝶の飼育参加コーナー、オシドリ、ソウシチョウなどの放鳥園、ワラビー、モルモットなどと触れあえる小動物ルームなどがある。屋外は水と緑を配した「多自然型庭園」となっている。
開園:9:30〜17:00(4月〜10月) 9:30〜16:30(11月〜3月)
入園料:大人300円 小人150円(20名以上団体 大人200円 小人100円)(小学生未満、70歳以上は無料)
休園日:月曜日(祝日の時は翌日) 年末年始(12月28日〜1月4日)
問合せ:03-3884-5577 FAX03-3884-8996

 

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